2025 年2月1日(土)13:30~15:00
まなびカフェ 「アートであそぼう」
ゲスト:竹綱珠衣さんさん(アーティスト)
デッサン力などの技術が無くても作品作りの楽しさを教えて頂ける「アートであそぼう」ですが、
今回の材料はタコ糸、ガーゼ、オイルパステルでした。
タコ糸を片面に糊のついたポリスチレンパネル(A5サイズの)に貼って線を描き、
その上からパネル全体を覆うようにガーゼを貼り付けて作ったキャンパスに、
オイルパステルで絵を描いたり色を塗ったりしました。
オイルパステルでガーゼに色を塗るのは紙とは違って、力の掛け加減で感触が色々変化します。
弱い力で塗るとガーゼの織り糸を一本一本感じる感触で糸の上だけに色が乗る感じですが、
強い力で塗ると織り糸でオイルパステルをゴシゴシ削っているような感触です、
タコ糸で区切られた中を塗るので、はみ出す心配がなく、削っている感触が面白くてゴシゴシ塗っていると厚みが出てきてガーゼの糸目も分からなくなります。
弱い力で塗った時には色が薄いだけでなく、見た目にもざらざら感が残りますが、
ゴシゴシ塗ると厚みが出てマットで少し前に出てくるような感じになり、紙に描くよりもコントラストが大きくなります。
12色入りのオイルパステルだったので黒い以外の色全色を何処かに塗ってみることにして
思いつくままに色を塗っていきました。
塗ってみた色が「ちょっと違うな。」と思ったら、上から薄い色目の色を塗るとパレット上で色を混ぜるように色が変わったり、
濃い色目の色を薄く塗ると下の色が透けて見えて予想外の色合いになったりします。
タコ糸の上に色を塗るとくっきり浮かび上がり、どの色でどの部分をくっきりさせるかで全体の印象も違って見えてきます。
最後に皆さんの作品を先生の解説を伺いながら鑑賞しました。
私は最後まで色塗りを楽しんでいましたが、最初からテーマを決めてタコ糸を貼って色を塗ったり
絵を描いたりして作品に仕上げたられている方もいらっしゃれば、
家庭菜園をされている方はタコ糸の描く形から色々な野菜を見つけ出して彩色されたり書き足したり、
また、タコ糸を貼った時点で、その形から熊のつもりで色を塗り始めて途中タヌキに変わり、
最終的に猫と小鳥を淡い色合いで仕上げられた方、画面の上側と下側を違った趣やテーマで構成されている方など、
色使い、塗り方、テーマなど多様多彩で、初めての方もリピーターの方も皆さん楽しんで描かれていることが分かる作品になっていました。
次回の日程は少し先になるそうですが、次回も楽しみにしています。
参加者 髙木