<報告>まなびカフェ「月経を考えるワークショップ」

<報告>8月19日まなびカフェ「月経を考えるワークショップ」

2022年8月19日(金)18:30~20:00
まなびカフェ 「月経を考えるワークショップ」 
ゲスト:小塩 若菜(大阪大学人間科学研究科・ユネスコチェアMeWプロジェクト)

8月19日のまなびカフェに初めてスタッフとして参加させてもらいました。

まなびカフェってなんかわくわく~

今回のテーマは「月経を考えるワークショップ」でした。

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参加者には、小学生の女の子も、男性もいらっしゃいました。

ご家族で(ベイビー1人も)参加されているお父さんは、このタイトルを見てすぐに申し込んだということ。

男子学生も参加!  すごっ!

職種や性別、年齢も様々です。


小塩さんの取り組みの中で、海外でのナプキンの供給事情や地球環境についてもお話しがありました。

ナプキンってゴミとして燃やしても残るんだそう。

ミャンマーでは燃えないので岩のかげに隠すように捨てるのだとか…

ナプキンはポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、塩素系漂白剤が使用されていて、多くは石油系で化学物質がふんだんに使わているということでした。

身体にも悪影響だし、地球環境にもよくないなぁ…

2つのグループに分かれて模造紙にマッピングタイム!


現在通学されている学生さんからはリアルな体験報告もありました。
生理痛で保健室に行くと男子からサボってると言われたり、生理痛って言うと体育やプールも休めていいなぁという声もあるということです…

確かに担任の先生が男性だと言いにくいと感じたり、分かってもらえないと感じたりすることは、
あるよね(現役学生)あったよね~(大人たち)という話も出ました。

大人でも、上司が男性だと体調が悪くなっても言いにくい、逆に女性ばかりの職場だと、昔は我慢していた、と先輩方に言われたという経験談もありました。

生理痛が言いにくい場は男女問わず、痛みや症状には個人差があるということや、女性特有のことだから、なるべく我慢するという意識もあるような…

男性からの意見で、学校でも男女を分けての月経の教育をするということ自体おかしいんじゃない?

昭和と令和でも月経の教育にはほとんど変化がない?

小塩さんはすべての教科書を取り寄せて月経について書かれている所を調べられたようですが、

情報が分かりにくく、そもそも少ないということでした。

子どもを産む過程のことだから男女問わず一緒に考えていけると良いよね。

などなど・・・

ん~考えてみるとものすごくたくさんの問題が・・・

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実は女性でも、マジマジと月経について向き合うことってあるようで、実はなかったんだと個人的はそう感じました。


突然ですがクイズです!

一人の女性が一生に何回くらい生理がくると思いますか??


500回前後だとか・・・( ;∀;)

面倒くさかったり、痛かったり、漏れてないか心配、旅行と重ならないか心配・・

それが500回も!

昔の女性は初潮になるのも遅かったし、出産が多かったので現代の女性よりはるかに回数は少なかったようです。

出産も女性には痛かったり心配も多く、生理はないけど、それはそれで大変・・・


また生理用品を実際に触ってみよう~という時間もあり、最近の生理用品はこんなに種類があるの??

これはどうやって使うの??

これは何?(そもそも・・・)

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へェ~そうなんや!ジェネレーションギャップもあるし、そもそも男性って初めてマジマジと見るのでは?

デザインも最近ではジェンダーのことにも配慮された、シンプルなものも。

ナプキンがいらないショーツ、洗えるショーツ。

えっ?気持ち悪くないん?一日中もれないん?

へェ~

なるほど!確かに!うんうん!と納得!


どれくらい生理痛がひどくなるのか…とかも男女問わず分かってもらいたいなぁ・・・

痛みって人それぞれだし、体温のように痛みのレベルも目に見えたらよいのになぁ・・・などの意見もでました。


大阪大学ではトイレにナプキンが無料で使えるディスペンサーを設置することが実現したそうです。

現在そういう場所を増やしていく活動にも力を入れているそうです。素敵な取り組みですよね。

男性からも、ナプキンなど生活必需品だし、消費税を減額するとかできないものか?

という画期的な意見も・・

そうよね・・経済的に大変でも、収入を得られない小学生の女の子も必要なものだもんね・・・

色々な立場からの意見が出る中で多角的に考えられるワークショップになりました。

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参加者の方々からも、こんなに話しにくいことだからこそ、様々な立場の人たちが話し合える機会がたくさんあれば良いのになぁ・・・と嬉しいご感想をいただきました。

終わってからも話が止まらずみんななかなか帰れない??

参加者のみなさま、小塩さんありがとうございました。