<報告>10月26日まなびカフェ「【書家の華雪さんに学ぶ!】書のワークショップ “住”の文字」

2019年1026日(曜日)まなびカフェ

【書家の華雪さんに学ぶ!】書のワークショップ テーマ:「住」の文字

ゲスト:華雪さん(書家


暮らしにまつわる漢字をテーマ毎に取り上げその漢字の成り立ちを学ぶとともに、

後半は実際に書いてみるというワークショップをお届けする、このシリーズ。


今回は、華雪さんの中国の住居にまつわる「家」という漢字の成り立ちについてのお話から始まりました。

その中で、参加者の方々に「家」のイメージについて質問があって、

それぞれ「帰る場所」、「居場所」「パワースポット?」、

「いやなことがあっても、まぁいいやと思える場所」、「自分のテリトリー」、

「自分の世界」など答えがたくさんでました。


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また、「漢字」は今から3500年ほど前に作られて「家」や文化的な生活ができた後に生まれたもので、

その頃の古代の中国の住居の様子はどんなものだったのか?

その謎を解くための資料を見ながら文字の魅力についてお話を聞きました。


4000年前の住居は地面の土を突き固めて木枠の中に泥を流し込んで固めて、土台を作り、

日干しレンガの壁に、屋根に木材を渡して上に葦の束を乗せていたことがわかっています。

しかし、庶民の家の様子はほとんどわかっておらず、どの文献にも裕福な家のことしか書かれていません。

「家」という漢字のうかんむりを取ったら犬を表していて、

家を建てる時の土地への捧げものとして、犬が地面に埋められた儀式から文字ができたとされています。


また、日本の天皇が皇位継承に際して行う宮中祭祀、大嘗祭のお話も。

日本の元号が平成から令和になり、1114日に行われる大嘗祭(だいじょうさい)は、

皇位継承に際して行う皇室行事で、古くは中国にも皇帝が行う儀式がたくさんありました。

漢字のルーツをたどっていくと、皇帝の存在と深く関わりがあり、

人々の生活が、狩猟民族から農耕民族に変わっていく中で、五穀豊穣を祈る際祀が行われるようになり、

そこから文字がたくさんうまれたのだというお話でした。


後半は、もう一度、最初の質問を思い浮かべながら、今度はそれぞれのイメージを実際に書道で書いてみました。

まず、華雪さんが持ってきた筆を興味津々に眺めてから、

「これは馬」「これはウサギ」「これはイタチ」と、筆の毛の材料の説明を聞いてから、

ずらりと並んだ、まるで動物園のような筆の中から自分の好きな筆を選びました。

その中で私が貸していただいたのは、「馬のしっぽ」と「竹」でした。

「竹」の筆は華雪さんが、自分で竹をたたいて竹の繊維を生かして作る筆で、手間ひまかけて作られた一本です。

それを用いて水墨画のような竹の絵を描いてみました。


そして最後は、参加者の方が一人ずつ自分で書いた「うかんむり」について発表し、華雪さんからコメントをいただきました。

単純な線なのにどれも違っていて、その人の個性やイメージ、連想されることが次々と浮かんで、

まるで自分でも気づかないうちに、文字に導かれているような気持ちになりました。

なんでもやってみないとわからないとはよく言うけれど、人生に迷った時は書道を心がけるのもいいかもしれません(笑)


文・まなびカフェブロガー  バンさん


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2019年11月15日(金曜日)午後6時半から9時

【生きづらさを考える講座 私の生きづらさってなに?】

ゲスト:日置 真世さん(NPO法人地域生活支援ネットワークサロン)ほか

参加費:300円(1ドリンク&資料代)


講師は厚生労働省の自殺対策事業として、ネットの居場所ポータルサイトを運営しているみなさん。

多くの人がなんらかの「生きづらさ」を感じているだろう今、オリジナルのチェックシートを使った自己診断などを通して、「生きづらさ」の正体に迫ります。


らいとぴあ21「まなびカフェ」とは?

世の中のいろいろや最近ちょっと気になることを、少人数制でアットホームにまなび、考える「まなびカフェ」。各回の素敵なゲストの話を聞いて、みんなでわいわい意見をかわすといつも見ている世界が少し違って見えるかもしれません。普段は逢えないいろんな人、いろんな世界をのぞくことで、インターネットやテレビ、新聞などでは味わえない生きたまなびを楽しむ場です。スケジュールや各回詳細はまなびカフェイベントページ(Facebook)や、らいとぴあ21のブログに掲載のチラシPDFデータをご覧ください。


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