2019年9月28日(土曜日)まなびカフェ
【ハラール・カフェ】ムスリムってなんなん?part2女性篇
ゲスト:阪大ムスリム留学生・大学院生のみなさん

ムスリムやムスリマの意味さえ知らなかった私が、ハラール・カフェに参加しました!
今年の夏、夫と息子の3人で行ったインド旅行で、イスラム教徒のかたを見かけたことが記憶に残っていたのでしょう。
夫から「こういう集まりがあるよ。学びがあるんちゃう?」と言われ、即答で「いく!」と返事をしましたのです。
ムスリム女性たちの頭を覆うあの布、ヒジャーブ。
ベールで美しいものを包むという発想から来ています。
※ ちなみに、ムスリムの女性のことを「ムスリマ」と言うそうです。
本日来ていただいたムスリマのかたは、日本で生まれ育って23年。
日本で生まれ育った他のムスリムの方も参加されており、
笑顔がチャーミングなその方は、経験の豊富さが素敵なシワとなってお顔に刻まれていました。
彼が言うには、「ムスリムの人が一番苦労するのが給食!」だそうです。
ムスリムは食事前の手洗いは決してタオルで拭かない、自然乾燥にして手を綺麗な状態にするのですが、
あるムスリムの小学生がそれをおこなっていると、クラスメイトから、からかわれるようになり、
そのことがきっかけで不登校になってしまったというお話を聞きました。
※手を洗い自然乾燥にする、というのはムスリム全員が行っているわけではありません。
ムスリムの事情をもっと知って欲しくて、
担任の先生ではなく校長先生に直談判しにいったそのムスリム男性は、
「トップから各教師にきちんと情報を伝えて欲しい」と訴え、
結果また元気に子どもは学校に通えるようになったそうです。(よかった!!)
イスラム教徒は豚肉を食さない為、本日のゲストのムスリマさんも
小学校の6年間は給食ではなくお弁当持参だったそうです。
楽しみな給食をみんなと味わえないのは子どもにとっては寂しいことだったようで、
「なぜ食物アレルギーの人は考慮してもらえるのに、宗教の場合は考慮してくれないのだろう?」
と思ったことを述べてくれました。
子ども心に当然そう思ってしまいますよね。
参加者の皆さんも少しずつムスリムのお二人に近づいて、
こういうときはどうしているの?
不便に思うことは?
と、質問が飛び交うようになりました。
ヒジャーブはベールで美しいものを包むという発想。
イスラムの唯一神、アッラーに愛されたいという思いから来ている。
女性は真珠。
モデストファッションが逆にクリエイティブでかっこいい!
私がメモを取った一部です。
ハラールカフェに来て、ヒジャーブに思いを巡らしてムスリムの方たちのリアルな思いに耳を傾けた、貴重なひと時でした。
文・まなびカフェブロガー モルさん
◆各ブロガーさんのプロフィールはこちら
http://raipinews.seesaa.net/article/455139195.html
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次回の「まなびカフェ」はこちら
海外ではたらくということ 〜インド奮闘記〜
2019年10月17日(木曜日)午後7時から8時半
場所:らいとぴあ21 1階展示コーナー
参加費:無料
定員:15名(お申込み先着順)
ゲスト:樋野都子(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)
◆らいとぴあ21「まなびカフェ」とは?
世の中のいろいろや最近ちょっと気になることを、少人数制でアットホームにまなび、考える「まなびカフェ」。各回の素敵なゲストの話を聞いて、みんなでわいわい意見をかわすといつも見ている世界が少し違って見えるかもしれません。普段は逢えないいろんな人、いろんな世界をのぞくことで、インターネットやテレビ、新聞などでは味わえない生きた”まなび”を楽しむ場です。スケジュールや各回詳細はまなびカフェイベントページ(Facebook)や、らいとぴあ21のブログに掲載のチラシPDFデータをご覧ください。
◆これまでのまなびカフェのレポートなどはこちら(らいとぴあ21ブログ)
http://raipinews.seesaa.net/category/23991971-1.html