2019年4月19日(金曜日)まなびカフェ
インドネシア・島々の民族音楽を求めて~映像上映と旅のお話&ライブパフォーマンス~
ゲスト:坪内あつしさん、奈央さん
パーカッショニストのあつしさんと、ダンサーの奈央さんは、お子さんのみはるちゃんもつれて、世界の民族芸能を探す求める旅をしています。観光で訪れることがないような奥地へ行って、土着の音楽と出会い、即興音楽を録音するプロジェクトを続けています。
(土着:ここでは「ある土地に根ざした」の意)
これまで、台湾、韓国、マレーシア、中国(トン族)、ベトナム(バナール族)をまわられました。
今回は、2か月半かけて周ったインドネシアの島々のお話をしていただきました。
インドネシアの民族音楽といえば、ガムランが思い浮かびます。
ガムランは宮廷音楽で、荘厳で優雅。
一方、坪内さんたちの探し求める音楽は、生活や土着信仰に根付いたもっと原始的なものです。
ジャワ島のレオクという儀式(少年が成人になる通過儀礼)や、バリ島のお盆のお祭りガルンガン・クルンガンなどで演奏される音楽が、
現地の写真や映像を交えながら紹介されました。
スンバ島では、8分の22拍子の超絶技巧を、村人たちが当たり前のように演奏できるそうです。
楽譜があるわけではないので、耳で聞くうちに体が覚えていくようです。
祭礼や儀礼で鳴り響く太鼓や銅鑼の音に、参加者たちが興奮し、トランス状態に入っていく様子は、生命の躍動感にあふれていました。
あつしさんは、アフリカのドラム「ジャンベ」で、現地の人々と即興演奏をします。
奈央さんは、その音楽に合わせて、即興ダンスを踊ります。
心の赴くままに音を奏で、身体を動かす。近代化された社会が失ってしまった、自然と一体になった人間の生がそこにはありました。
旅の報告の後は、太鼓とダンスのパフォーマンス。
一人だけで奏でているとは思えないほど複雑な太鼓の音と、何か目に見えないものとつながっているような、楽しそうでいて力強いダンスに、大いに引き込まれました。
そして、現地の田植え作業の時に歌われる歌に合わせて、会場のみんなも田植えダンスを楽しみました。
いつしかみんな思いのままに身体を動かし、解き放たれて踊りだし、トランス状態に(笑)。
また、この日は、インドネシアのニマスさんが用意してくれたインドネシア弁当も。
お祝い事の時に食べるという黄色いごはん「ナシクニン」やインドネシアの醤油で味付けした鶏肉料理「スムール・アヤム」など、
本格的で、しかもとっても美味でした。
文・まなびカフェブロガー Nさん
◆各ブロガーさんのプロフィールはこちら
http://raipinews.seesaa.net/article/455139195.html
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2019年4月27日(土曜日)午後3時から4時半
【帰ってきた!ハラール・カフェ】
昨年、エジプト、インドネシア、インドからのゲストを招いてて開催し、各回ともに大好評に終わったハラール・カフェ。
各回ごとにイスラム圏の国をテーマにし、その国出身のゲストによる、それぞれの国の文化、ムスリムの暮らしやイスラームについて、生の声だからこそ聞ける、いろいろなお話を伺いました。
ゲストからのお話だけでなく、カフェに集まった皆さんと一緒に、より対話的に学び、楽しめる場になればと思っています。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
※飲食のみご利用の方も大歓迎です
場所:らいとぴあ21 1階展示コーナー
ゲスト:マインさん、アブドさん
参加費:300円(おやつ&ワンドリンク代)
定員:40名
◆らいとぴあ21「まなびカフェ」とは?
世の中のいろいろや最近ちょっと気になることを、少人数制でアットホームにまなび、考える「まなびカフェ」。
各回の素敵なゲストの話を聞いて、みんなでわいわい意見をかわすといつも見ている世界が少し違って見えるかもしれません。
普段は逢えないいろんな人、いろんな世界をのぞくことで、インターネットやテレビ、新聞などでは味わえない生きた”まなび”を楽しむ場です。スケジュールや各回詳細はまなびカフェイベントページ(Facebook)や、らいとぴあ21のブログに掲載のチラシPDFデータをご覧ください。
◆これまでのまなびカフェのレポートなどはこちら(らいとぴあ21ブログ)