2019年1月24日(木曜日)まなびカフェ
「書家の華雪さんにまなぶ!書のワークショップ第4回:色と漢字」
ゲスト:華雪さん(書家)
毎度大好評の華雪さんのワークショップ。
シリーズ4回目の今回は、「色」にまつわる5つの漢字を学びました。
古代王朝周によって体系化された五行説によりうまれた「五采」が、古代中国における色の基本。
また古代中国において「色」を表す漢字は、ただの色の名前や色の漢字を表すだけでなく、
方角や季節など漢字から連想されるものや象徴されるものを、色を使って表現していた、とのこと。
知っている漢字の知らなかった一面をみたり、
今でも色の漢字とそこから連想されるものや象徴されるものはあるけれど、
そうか、この時代から通ずるものなのか、と文化の吐息を感じたり。
華雪さんのお話の時間は、ただ字を教わるだけでなく、
その字が生まれた時代やその時代を生きていた人たちに思いをはせる、そんな時間です。
どんな風に生活して、どういう風にこの漢字をうみだして、どういう風に使って…
同じ時代をいきることは出来ないけれど、漢字を通じて同じ感覚を共有できる時間があるのは素敵だなあと。
そしてそんな時間を提供してくれる華雪さんに来て頂いて本当によかった!と思う、スタッフなのでした。
・・・・・・・
習い事をしにらいとぴあへ来ていた小学2年生の子が飛び入り参加した、前回の華雪さんのまなびカフェ。
その時は後半の字を書く時間からの参加だったのですが、今回は前半のお話から参加してくれました。
以下はその子からの感想です。
・・・・・
わたしは、かせつさんにむかしのかん字をおしえてもらいました。
どんなかん字をおしえてもらったかというと、かめのおなかにかいていた字をかきました。
むかしの色のかん字で5色かきました。
何色かというと、くろ(黒)とあお(青)とあか(赤)とき(黄)、しろ(白)のかん字をおしえてもらいました。いちばんおもしろかったところはきいろのかん字です。なぜかというと、ひとがこしにすごくきれいな石をつけているということをあらわしているからです。
むかしのかん字をおしえてもらったあとに、みんなで、むかしのかん字をかきました。
かせつさんは、いろいろなふでをもっていて、どんなふでをもっていたかというと、
りすやいたち、たけ、うま、さる、かせつさんのかみのけでできたふでなどがありました。
わたしはりすのふでをつかいました。
なぜわたしは、りすのふでにしたかというと、すこしかたくてつかいやすかったからです。
わたしがかいたのは、ぜんぶつかいました。(教えてもらった漢字を全部書きました。)
とてもせつめいがわかりやすくて、わからないところは、じぶんからいわなくても
(華雪さんから)「これいみわかる?」とやさしくいってくれてうれしかったです。
これからもかせつさんのワークショップにいっていろいろな字をおしえてほしいです。
http://raipinews.seesaa.net/article/455139195.html
モンゴルで撮ってきた写真や動画を中心に、ひつじがお肉になるまでの過程や遊牧地域や都市部で行われている屠畜方法を紹介します。
異なる文化圏の人々の考え方を通じて、食べる事について一緒に考えませんか?
場所:らいとぴあ21 1階展示コーナー
ゲスト:野本悠紀子さん(大阪大学大学院言語文化研究科 言語社会専攻 博士前期課程2年)
世の中のいろいろや最近ちょっと気になることを、少人数制でアットホームにまなび、考える「まなびカフェ」。
各回の素敵なゲストの話を聞いて、みんなでわいわい意見をかわすといつも見ている世界が少し違って見えるかもしれません。普段は逢えないいろんな人、いろんな世界をのぞくことで、インターネットやテレビ、新聞などでは味わえない生きた”まなび”を楽しむ場です。スケジュールや各回詳細はまなびカフェイベントページ(Facebook)や、らいとぴあ21のブログに掲載のチラシPDFデータをご覧ください。
http://raipinews.seesaa.net/category/23991971-1.html