〈報告〉11月29日まなびカフェ「ネットトラブルから子どもを守るために」

2018年11月29日(木曜日)まなびカフェ
ネットトラブルから子どもを守るために
ゲスト:石川千明さん(一般社団法人 ソーシャルメディア研究会 チーフ研究員/京都府警察 ネット安心アドバイザーリーダー)

スマホ時代の子どもたちに大人ができること
〜家庭でのルールづくりと子どもが安心できる声かけ〜
今日のまなびカフェは
一般社団法人 ソーシャルメディア研究会チーフ研究員 石川千明さんをお招きしてみんなで学びの場を創りました。

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司会も参加された方もおつかれ様でした!

石川さんは前はカプコンでプランナーとしてのお仕事をしておられたそうで、未だにゲーム大好きです。

〜概略〜
現在のインターネット上で起きている、低年齢化と長時間利用と性犯罪についてです!
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歳の子がタブレットで動画が見たいと暴れます!

10年後たくさんの仕事がなくなります!

性犯罪の多発!死亡者も発生しています!昨年度被害者数は1813人!

もちろん氷山の一角です。だからルール作りが必要なんです!誰もが幸せに暮らせるように!



この後はレポートを続けます。お時間あれば最後まで是非お読みくださーい。

皆さま、ご存知ですか?
スマートフォンが出てきて◯年しか経っていないのです。
さて何年でしょう??

実は、10年です。

10
年と聞いて長いと感じましたか?短いと感じましたか?

私は短いと感じました。遠い昔からあったように感じますが、まだ10年しか経っていないのです。
数年前から話題になっているバカッターを知っていますか?バイト先で不適切な画像をツイッターに投稿し、最終的にその会社は倒産したという事件です。
誰しも、自分の写真なんか誰も見てないと思って投稿していますよね。それが周囲に知れ渡って、会社が倒産。恐ろしいです。

さて、本日は大きく3つ項目についてです。
①低年齢化
②長時間利用
③性犯罪

ここから、内容を整理していきましょーう。


①低年齢化
最近の相談内容です。動画を見たくて暴れる。どうしたらいいですか?という0歳児の父からの相談があったそうです。

最近のベビーカーにはタブレットホルダーもつけられるそうです。機嫌の悪い子たちはタブレットやスマホで落ち着かせる大人が急激に増えているようです。書いてて、自分にも思い当たることがありま す。ほんと、デジタルネイティブに生きている子どもたちですね。そりゃ、子どもたちに乗り越えられちゃうわけですわ。

ひと昔までは、大人の方が知らないことはない世界が一般的だったのですが、今、大人の方が知らない世界が唯一インターネットの世界です。

急激に世界は変動しています。今日は、今までの「知らなかった」から、「聞いたことがあること」へ。

そして、危険を含め気がつくことができるようになるようにしましょう。

ではまず、10年後になくなる仕事と残る仕事
をご存知ですか?早速ググってみてください。(googleで調べてみること)


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今後、サービスは機械がやっていく時代です。そんな社会を生き抜くために必要なこととは?AIに負けない力を手に入れないとAIには決してできないとは、相手の気持ちを読み取ることです。そのためには

今、 全世界で利用されているアプリの1つ、ライン。グループラインがありますが、その空気を読めない子たちは一瞬で外されます。

同調圧力が働き、流れに乗ってしまいます。その時、圧倒的大多数は傍観者なんです!

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その中で、1人でも多くワンアクションを起こせる人になりましょう!というのが願いです。

これっておかしいやん!
わたしはわかってるよ!仲間やで!
こんなんやめよ!
こんなことが言える、ワンアクションを起こせる子どもを育てたい。これは小学校でも同じ思いです。おかしいことはおかしいと言える子ども。不合理な差別に対して向き合える子どもたちを育てたいです。

そのために大切な3つ。
①コミュニケーション力をつけさせる。
②リアルの体験活動(地域)
③子どもとの会話(家庭)

さらに、日本では人を侮辱することは法的に認められてないので、例えばクラスでカンニングしてた子がいるとツイッターでつぶやいたり、ラインできもいって言ったりするだけでも犯罪にあたることを学びました。低年齢化が進むにつれて、このような事案が増えています。
また、018の年齢で、裸、裸に見えるような写真や性的興奮があるものを撮るのは犯罪です。自分で撮ってもだめです。
さらに!!
おうちの人が子どもを撮ってもだめなんです。あー、子どもがいるわたしは当てはまりますねー。赤ちゃんの頃の写真や、沐浴している時の写真
あ!でも安心して下さい!その写真をネット上に流したり、誰かに見せたり渡したりすることがだめなだけで、子どもの写真を撮って家の中にとどまっている分は大丈夫です!

気をつけなくてはならないのは、他者から流れてきた画像等を自分の個人端末に保存すること。これもしたらアウトです。もちろん、ネット上にアップロードしたらさらにアウト。
知っておくこと、大事ですね。
こういった事も低年齢化問題で起こっていることだそうです。

②長時間利用
ネット依存症が発生中!!ゲームが有限から無限になっています!健康被害多発中!マズローの欲求五段階説がネットゲームで満たされてしまいます!(あ、マズローはまたググってみてください)
なんでもそうですが、やりすぎると発症するのが依存症です。アルコール依存、ギャンブル依存、ドラッグ依存、ネット依存などなど。
最近では、エコノミー症候群で死んでしまう事案も発生中です!

WHOがゲーム依存を病気として認定しようとしているが、e-Sports推進している日本では病気と認定されないと思われます。

だからルールづくりが必要なんです!向き合う大人が必要なんです!

そうは言っても現代社会ではどんなリアルが充実しているとバーチャルから抜け出せるというのでしょうか??

それは、例えば打ち込めるもの。オモロイ友だち。夢ができたとき。叶えるための進路が見えた時。バイト。お金をもらう活動などが、心にリアルが貯金されていくようです。そして本人が変わることが絶対条件!本人が気がつかないと変わらないのですねー。

共通性はコミュニケーションすることの楽しさを知ることと、時間を守ることが最重要課題です!

③性犯罪
現代のネットで出会いを求めてSNSでもツイッターが98%695件をカウントしている。
家庭でできる対策は?
子どもにアプリを自由に入れさせたりしない。大人が主導権を持っておくことが必須!

ティックトックもYouTubeも年齢制限あることをご存知ですか?罰則はありませんが、規約に年齢制限が書かれてあります。つまり何か犯罪等に巻き込まれても責任は負いませんということです。

箕面市の小中学校では、小学4年生以上の児童生徒に1人一台タブレットが渡されています。YouTubeも見れます。危険性を理解しつつ、教育現場でよりよく使っていきたいですね。

子どもにスマホが欲しいって言われたら?
子どもと必要性をしっかり話し合う!

でも、ルールづくり難しいしどうやったら?
スマホを欲しがるのは反抗期と重なっているので、しっかり大人が子どもとの合意形成をしていく!

そのためには、日々の親子関係が大事。困ったとこに相談できる家族関係。
大人は見本になるように。
基本ルールの設定をしっかり整える。

その一つに外してはならないのは、自分の部屋、寝室に持ち込ませないことです!

スマホの問題は使う側の心の問題。
子どもの話をスマホを見ながら聴いていませんか?家に帰ると会話の前にスマホでSNSではありませんか?

どうか、子どもたちが、もちろん大人も幸せにすごせますように。



最後までお付き合いありがとうございました。豊かな心を育むために、人と出会い、会話をし、誰もが幸せに暮らせる社会をめざし、地域、学校、家庭が向かう先をあわせて歩んでいけますように願いながら次のまなびカフェへバトンを渡します。

文・まなびカフェブロガー ぴーぱんさん 

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http://raipinews.seesaa.net/article/455139195.html


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