《報告》8月18日まなびカフェ「親子で楽しく学ぼう!おこづかい会議」

2018年8月18日(土曜日)まなびカフェ
親子で楽しく学ぼう!おこづかい会議
ゲスト:土居由紀子さん(キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー)

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土居由紀子先生は、ファイナンシャルプランナーの資格を持った、お金のプロです。
先生いわく、おこづかいは2歳頃から始めてもよいとのこと!
3歳の息子がいるので、おこづかいについて学ぶため、参加しました。

「お金って何?」

「お金ってどうして大事?」などを
お金の歴史を踏まえて紐解き、
おこづかい講座がスタート!

◆おこづかいの決め方

今日いちばんのお題ですね!
おこづかいは「いくらぐらい?」「いつから?」「何を買う?」など
色々疑問がわいてきて、悩みますよね。
我が家でも3歳の息子がいて気になっていました。
今回の講座は「おこづかい」にまつわる悩みを解決できるものでした。

◆-1.何に使うかがいちばん大事!

まず「何にお金が必要か」=「予算」を考えることがおこづかいの出発点。
これって、家計にも言えることですよね。

毎月の限られたお金の中で、充実した使い方をする・無駄遣いをなくすには、
事前に使い道を考えることが大事なんですね!
なるほど、大人になっても学びです。

おこづかいの使い道について、例「お菓子・ジュース・絵本」など
自分で範囲を設定します。
先生のアドバイスのもと、小学生の皆さんは自分で買いたいものを考えていきました。

大事なのは、自分で考えること。
親はアドバイス程度にとどめ、見守ることが子どもの成長につながるそうです。
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◆-2.おこづかいの3つの目的

次に「お金を扱うには目的がある」こと、
目的に応じてお金を分けておくことを学びました。

お金を扱う目的は3つ。↓

・自分のため「〇〇を買う」例;400円(100円×4週)
・人のため「プレゼントや募金」例;100円
・貯めるため「いざという時の貯金」例;100円

月の合計例; 600円

先生は、よりわかりやすいように
「つかーうさん」「ひとーにさん」「ためーるさん」の3人を
例に出して、説明してくださいました。

おこづかいは、目的別に3種類にわけて保管します。
目で見て増減がわかるように透明な小瓶やケースに分けて入れておくといいそうです。

大切なのは「お金の量と使い道を見える化する」こと。
大人になって、多額のお金や電子マネーを使う際も
少額の現金で見えている状態から練習を積んでいけば、安心。
お金をマネジメントできる能力が身につきます。
そのためにも、仕分け・おこづかい帳は大事なんですね。

先生から色々教えていただき、
お金について改めて考えると
「そっか、そうだよね。」と
よく分かっていなかったことを反省できました。
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◆-3.報酬制×お金は信用が大事

「お金は仕事の報酬である」の感覚を身につけるために、
「おこづかいのためにはお手伝いが必要」の報酬制がおすすめだそうです。

さらに先生は続けます。
「お金を扱う人は信用のある人。お友達にお金を貸して、返してもらえなかったらもう信じられないよね?だから、みんなは信頼される人になりましょう。
約束(お手伝い・おこづかいの毎月の報告)は必ず守りましょう。」
さすが、先生。
分かりやすく、納得できるお話ですね。

◆親は何ができる・すべき?

自分の子どもに、お金と時間をマネジメントできる大人になってほしいですよね。
そのためには、おこづかいを通して、お金のマネジメントができるように、親はサポートすることが大事だそうです。

おこづかいの使い方について考え、決定するのはあくまで本人。
無駄遣いして失敗しても、あんまり怒ったり問い詰めたりしないこと。むしろたくさん失敗したほうが、大人になって失敗しないのでいいそうです。

親はあくまで、あたたかく見守る立場。
ただし、子どもが迷ったり悩んだ時は、いつでも家族で相談し合う。
おこづかいを通して、家族同士の信頼とコミュニケーションが増えるんですね。

「おこづかい」って奥が深い!

自分で考えて、目的をはっきり認識してからお金を使うのと
何となく親に言われたからやるのではやる気・継続が全く違いますよね。

「おこづかい」は家庭でする“見守り教育”なんだなぁと痛感しました。

◆まとめ 大切なことは?

・自分で考えて自分のお金を使う
・失敗したっていい!大人になるまでの練習と考える
・お金は信用が大事。信頼されるように約束(おこづかいの報告・お手伝い)は守る
・迷ったり悩んだら家族に相談する

が大切だと学びました。

おこづかいは「親子のコミュニケーションツール」のひとつであり
小さいうちから「お金をマネジメントする練習ツール」であると学び、
参加して本当によかったと思いました。

家族みんなでたくさん考えて、成長していきたいですね!

ちなみに、休憩がてら描いた「おこづかいアップして!」のポスターは
それぞれ特徴があって面白かったです^^
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◆番外編 美味しい三色丼×あんみつとハーブティ

今日の学びカフェは、喫茶ペコが出店していました。
三色丼(丼とお吸い物、ひじき付き)にあんみつ(は先着順)がついて400円。
めっちゃ安い!

小学生の皆さんも、大人の方も始まる前に食べていたので
私も注文しました。

美味しい!!!
“おうちごはん”みたいな味で、癒やされました。

ハーブティ(200円)は眠気覚ましのペパーミント入りを注文。
部屋は冷房が効いていたので、ホットで飲みましたが
レモンの香りもあり、スッキリ飲みやすかったです。
喫茶ペコのハーブティは本当に美味しいですね!

また楽しみにしています。

文・まなびカフェブロガー K.M.さん

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2018年9月8日(土曜日)午後13時半から3時
『風の音ってどんな音?」

健聴者の中で私だけが聞こえない。
寂しく辛いこども時代を経て手話と出会い、世界はひらけました。
「言語としての手話」について、みんなで一緒に考えられたらと思っています。
ーさて、風の音は手話で表現するとどうなるでしょう?

場所:らいとぴあ21 1階展示コーナー
定員:15名(お申込み先着順)
ゲスト:赤塚裕子さん(ろう者・主婦)
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◆らいとぴあ21「まなびカフェ」とは?

世の中のいろいろや最近ちょっと気になることを、少人数制でアットホームにまなび、考える「まなびカフェ」。各回の素敵なゲストの話を聞いて、みんなでわいわい意見をかわすといつも見ている世界が少し違って見えるかもしれません。普段は逢えないいろんな人、いろんな世界をのぞくことで、インターネットやテレビ、新聞などでは味わえない生きた”まなび”を楽しむ場です。スケジュールや各回詳細はまなびカフェイベントページ(Facebook)や、らいとぴあ21のブログに掲載のチラシPDFデータをご覧ください。

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