<報告>11月11日まなびカフェ【生き方を知る】子育て×大学院という生き方

11月11日のまなびカフェのゲストは桂ノ口結衣さん(大阪大学文学研究科臨床哲学博士後期課程)でした。

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~大学は「研究」するところ。
 でも「研究」は研究者の日々の生活とは切り離された次元に存在するもの…なのか?
 そうあるべき?本当に?子育て学生という存在を通し、一緒に考えてみませんか。~

この日の講師は、以前(2015年7月)らいとぴあ夜間学校『お散歩哲学』の講師としてもお越しいただいた、桂ノ口結衣さん。
現在二児の母である桂ノ口さん。
昨年の夏、大阪大学で学ぶ子育て中の学生たちのためのネットワークを立ち上げ、茶話会やホームページなどを通して孤立を防ぐ活動をしておられます。

・哲学は自分の考えを考える作業
・わたしにとって好きとはなんだろう
・あたりまえの中になにがあるだろう
・研究テーマは「ときどき」 
今現在、学んで研究している事をはじめにお話していただきました。

母親の病気や死が原因で大学に行くことが辛くなり、自分のプライベートについて全く知らない大学の先生や窓口に、母の死について書かなければいけない書類の多さ。

―大学(研究)とプライベートは切り離されている―

暴力的な父、祖母の養子となった弟。
戸籍などしょうもないと思っていた。

でも失くしてしまったからこそ早く家庭を作らないといけないという気持ちや焦り。
その時付き合っていたパートナーにボランティア入籍をしてもらったそうです。

そのパートナーが参加していた青年海外協力隊の赴任地に旅行することに。
場所は西アフリカのマリ。
日本とは逆で、マリの人たちは喧嘩をすることは多いけれど、最後は「しゃあなしやで」と相手を許す力がある。
その考えに感銘を受けたそう。

帰国のタイミングで妊娠が判明。

大阪大学(合併前、大阪外国語大学)七年生のときに、マリでの考え方を思い出し、また赤ちゃんポストや児童養護施設の存在に励まされて卒業論文を書きながらの初めての出産。

豊中キャンパスの保育園に子供を預けるにも、厳しい問題がたくさんある。
預ける層が分かれていて、子育て学生の子供は入れてもらってる立場と思わされる環境であったり、子育て学生に優しくはない。大学は時節柄、「プラスα」を求められる層に対するアピールを優先する。

大学とは研究、パブリックに特化する場所であり、一人一人のプライベートや生活と交わらないのか?
パプリッグだけを特化するのはどうなのか

というお話を聞いた上で、その後は参加者さんと意見の出し合いを行いました。

大学とプライベートだけではなく、
職場とプライベートではどうなのかという話も、実体験を交えて話が出ました。

・たとえ辛いことがあろうとも、プライベートを持ち込まれて、仕事や周りに影響が出るのはどうか。
・その際、どう対応したらいいのか。
・パブリックとプライベートを完全に分けたい人も居る。
・らいとぴあ、北芝は比較的混ざり合えているんじゃないか。
・どちらも潰れないように周りの理解、環境も大切ではないか。

今回は子育て学生さんという存在を通して、参加者さんの立場からの意見も聞くこともでき、
ひとりひとりどの環境にもあてはまる基本(ベース)をまた改めて考えることのできたまなびカフェになりました。
思ったことをこれからも声に出せて、穴を埋めあう場所がそれぞれにありますように。

ブロガーMさん

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次回の「まなびカフェ」はこちら

2017年12月7日(木曜日)午後7時から8時半

【はたらくを考える】
能勢で農家になったワケ
場 所:らいとぴあ21 1階展示コーナー
参加費:無料
ゲスト:べじたぶるぱーく 植田歩

ヴィレッジヴァンガードや宅配ドライバーなどの仕事を経て農家というはたらき方に行きついた植田さん。「野菜の再発見」をコンセプトにおいしさや楽しさを発信する植田さんに生業としての農、野菜のアレコレ、農家の子育てなどいろいろ聞いちゃいましょう!
11・12月号まなびカフェチラシ(裏)(1).jpg

◆らいとぴあ21「まなびカフェ」とは?
http://raipinews.seesaa.net/article/453392322.html