去る7月2日の日曜日、大阪大学の学生さん持ち込み企画「子どもと防災体験」をおこないました。
学生さんたちが企画した子ども向けプログラムでは、らいとぴあ周辺の地域の危険箇所や安全な箇所を見てまわるまち歩き、実際に体育館に避難してきたとして段ボールを使った避難スペースづくりなど盛りだくさん。
6つのグループに分かれて出発したのですが、グループの中には幼児さんがいたり、サポートが必要な中高生がいたり。
実際に災害が起こったときに、自分で自分の身を守れるようになることはもちろんですが、周囲にいる手助けが必要な人たちのことも気遣えるかどうか。
そんなことも意識しながらのグループ活動でした。
まち歩きから戻ってきてそれぞれ大きな地図に危険な箇所(赤シール)、安全な箇所(青シール)を貼り、それぞれ付箋に気づいたことを書いてみんなの前で発表。大きな防災マップができあがりました。
あたりが薄暗くなってきた頃、電気がつかない、水も止まったと想定した体育館で、段ボールを使った避難スペースづくりへ。
こちらも、
・グループの1人だけの意見ではないこと
・グループ全員が居心地の良い場所を作れているか
といった観点でグループ活動を促しました。
(写真は、最後の振り返りで電気が着いた状態の体育館にて)
その後大人向けプログラムで作られたアルファ化米のごはんと豚汁を電気がつかない真っ暗なぴあぴあルームで食べました。数本の懐中電灯だけでごはんを食べる非日常。
すっかり暗くなった体育館に戻り、自分たちが作ったスペースで実際に寝てみることに。
暗さ、暑さ、虫…など、実際に寝転がってみると居心地の悪さを感じる中で、どうやったら快適に過ごせるのか。
自分だけではなく他の人たちにも気を遣うには…を考える時間となりました。
最後に「電気がついた!」ということで、振り返りへ。
印象に残ったことを出し合いみんなの前で発表しました。
夏の暑い中でのまち歩き&避難所体験は、なかなかにハードでしたが、
これを皮切りに、いろんな季節ごとに、今度は地域住民のみなさんも交えながら、
日頃の防災意識を高める機会をつくっていきたいと考えています。