〈報告〉ベネズエラから北芝へ

少し前の話ですが・・・


らいとぴあ21で、「音楽」の可能性に触れるとても貴重な機会がありました。



日本から14,484km離れた、南米ベネズエラに話は飛びます。

ベネズエラの首都・カラカスを拠点に活動する「カラカス市民オーケストラ」のみなさんが、

急遽ピースボートにのって

箕面へやってくる!ということになったのです。


驚き半分、こんな貴重な機会はない!ということで、

展示コーナーでのコンサートとトークイベントを開きました。



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このカラカス市民オーケストラのみなさんは、ほとんどが「エル・システマ」で育った音楽家です。


「エル・システマ」とは、

ベネズエラの国の音楽教育プログラムで、(英語にすると「ザ・システム」だそうです)

子どもたちが無料で音楽を教えてもらうことができるシステムです。

学校や自分の暮らすコミュニティへ音楽団がやってきて、

楽器をさわりながら音楽を教えてくれます。


貧しい家庭に生まれお金がなくても、音楽が学べること、

オーケストラという団体の中でこどもたちは、

「人と呼吸を合わせること」にさまざまな学び・体験を得ること・・・


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演奏だけでなく、オーケストラのリーダー サダオ・ムラキさん、

ピースボートのスタッフで、10年以上ベネズエラの担当をされてきた松村ますみさんによるお話も聞かせていただきました。



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オーケストラの前で、指揮者を体験する!という一コマも!

指揮棒を持つみなさんの笑顔が印象的でした。


その後はみんなで「ふるさと」をうたったり、

楽器を触らせてもらったり!


言葉も国境もこえて、

たくさんのお客さんと一緒に楽しくすごすことができました。


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まわりの環境に左右されず、将来の選択肢が自分のまわりにたくさん広がっていること、

自由に選べることがどれだけ豊かなことか。

子どもたちが楽しそうに、真剣に楽器を触る姿から改めて気づかされました。



当日の様子を動画にまとめましたのでぜひこちらもご覧ください!


カラカス市民オーケストラ ムービー