2017年2月3日(金曜日)の夜、展示コーナーはこんなかんじでした。
日ごろから、らいとぴあといろんなお付き合いのある箕面市国際交流協会。
そこを拠点に実施されていた「チーム・モイの語り合いカフェ」が、初めてらいとぴあの展示コーナーで開催されました。
在住外国人への理解を広げるため、箕面の東部に位置する国際交流協会から飛び出して中部に位置するらいとぴあでも開催の試みを、ということで、らいとぴあは共催という形で協力。
ファシリテーションを担うのは、大阪大学のコミュニケーションデザインセンター講師としてさまざまな企画に携わり、また哲学カフェ「カフェフィロ」のメンバーでもある、ほんまなおきさん(大阪大学准教授)。
円形になって、在住外国人当事者や、その思いを知りたい、理解したいと集まった人たちで前半後半に分けてトークを進めていきます。
前半は、「働くということ」について、各人さまざまな立場からの思いの共有。
ニートについての議論にも、途中ちょっぴりなりましたが、モンゴルでも同じような課題があるそうです。
むーん、興味深い。
中国や韓国の事情はまた違うようで…。
後半は、一人の人が話したいテーマを提供する形で進みます。
インドと日本にルーツを持つ参加者のお一人が、「ことば」と「文化」の狭間で感じる違和感について提案。
ケンカすること、議論すること、はっきりと伝えること。
そのツールとしての日本語、ヒンディー語の区別。
ケンカするときにヒンディー語は適すが、日本語は違和感があるという彼女。
日本はぶつかることをあまり良しとしないのではないか?という見方。
「日本に来てから、人間関係が物足りなくて、ケンカできる人が欲しくて!」
「いや、日本人やけど、めちゃケンカするよなぁ。」
各国の違いや、日本で働く中でのとまどい、日本とは言え価値観は一律ではないこと…などさまざまなことが頭をめぐりました。
喫茶スペースを使いながら、いろんなイベントを展示コーナーで開催していければと思います。
(中村ひ)