前回の続きとなる授業2回目。
(前回の様子はこちら→前回の様子)
前日にどのような構成にするか、担当の先生方とこちらのスタッフで打ち合わせ。
これから社会に出ていく3年生たちに重きを置いて伝えたいことは何なのか。
今回、人権とは何か、なぜ差別が起こるのか、といったところを伝える題材としたのは「部落問題」。
3年生の中からは、なぜ未だに地域で差別が起こるのか、「結婚」のときに出身地が判断要素になるのはなぜなのか、といった疑問が出されていた中で、ワークを通して私たち人間の中に知らず知らずのうちにつくられている偏見や差別観を見つめました。
私たちが伝えたかったのは、差別する人も差別される人も「フツー」の人(特別な人というわけではなくの意味)ということ。
だれでもいじめの加害者、被害者、傍観者になるのと同じように、差別も、加害者、被害者、傍観者となります。
いじめも差別も、重要なのはその他大勢の傍観者。
あかんことはあかんと気付けるかどうか、声を上げられるかどうか、怒れるかどうか。
これから社会のいろんな矛盾に出会っていく中で、「なんかヘンだな」「なんかおかしいぞ」と気付く仲間たちとなってくれることを望みたいなと思いました。
(スタッフM)