奨学金相談のあれやこれ

らいとぴあ21では、生活の中の困りごとについて、さまざまなご相談をお受けしています。
その中でも、秋から冬にかけての時期にお受けすることが多いのが「奨学金」についてです。

CMや受験応援グッズなどを見ていると、受験は冬のイメージがありますね。
しかし、最近は少子化もあって、各学校が新入生を確保するために、早い時期に受験が設定されていたりします。

夏に内定し、秋に合格通知が来た…というケースも少なくありません。
進学する本人にとっては、行きたい学校への期待が膨らみますし、新学期への準備も出来て、いいシステムですね。

ただし、ここで注意したいのが進学資金の計画です。
例えば私立大学に進学するとして、以下のような流れでお金が必要になります。

合格後2週間以内 入学金(25~35万円程度)
3月末まで    前期授業料、施設使用料、諸費(50~60万円程度)
4月初旬     通学定期代(半年)、教科書代、研修費等
9~10月頃    後期授業料、諸費、通学定期代

つまり、学校のパンフレットに載っている「初年度費用」は9月頃までに全額が必要です。
また、そこに反映されていない「通学定期代」や「教科書代」などもまとまった金額になります。
授業で利用するノートパソコンを購入しないといけないとか、資格取得のコースには2年次に別途申込金が必要とか、
選んだ学科やコースによって思わぬ費用がかかる場合があるようです。
支払いのリズムが安定するまで、特に進学する年の資金繰りはかなり慎重に考えた方が良いようです。

さらに、日本学生支援機構などの奨学金を予約していても、それらが入金されるのは進学した年の6月以降になります。
「奨学金を申し込んでるから、学費関係は大丈夫!」と考えていても、奨学金の入金と学費納入のスケジュールの確認が必須なのです。

そして、忘れがちですが、奨学金は基本的には進学する本人(多くは子ども)の名義の借金です。
親が資金計画を立てることが多いと思いますが、本人もこれらの資金計画をわかっておく必要があります。
目的や自覚をしっかりもって、有意義な学生生活を送るためにも必要な共有だと思います。


とすると、やらなあかんこと

・学費の詳細な金額と納入時期を確認する
・学費以外に必要なお金の額と時期を確認する
・奨学金の額と入金時期を確認する
・入金と納入のスケジュールを整理し、足りない額と時期を明確する
・足りないお金について、別の奨学金が利用できるか調べる


…結構複雑!
1人でやってたら、めげそうですね。

そんな時には、ぜひ、らいとぴあにご相談ください!
ご家族からでも、ご本人からでもOKです。

本人の進路やご家庭の状況から、使える奨学金を調べたり。
スケジュールの整理を一緒にしたり。
ご本人が安心して進学できるように、しっかり準備をしていきましょう。

進学する学年でなくても、早めの相談も可能です。
気になった時にご連絡ください。

箕面市の奨学金募集もはじまりました。
(2016年4月に高校に進学する方対象)
http://www.city.minoh.lg.jp/edukanri/syougakusei2.html

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お手伝いをします。
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