1月16日午後、伊丹市の昆陽池公園でとりおこなわれる
阪神大震災犠牲者追悼の集いへ、出かけるという防災を考える時間を持ちました。
今回の参加者は、ぴあぴあルーム内で呼びかけて集まった
小学5年生達4人です。
まず、らいとぴあ21の一室で、
阪神大震災の時の様子を知っている
スタッフの話を30分聞きました。
当時5才だったスタッフによる神戸での被災体験談。
避難所でのようすや自宅近くでの高速道路の高架が倒れたり、火事が起こったことなど。
また、当時18才だったスタッフによるボランティア体験。
友達とお小遣いでトイレットペーパーを買って、届けに行ったことなど。
はじめは、「ろうそく届けにお出かけや」と、
話しはじめはややフワフワしていた子ども達ですが、
話の途中から真剣に聞き入っていました。
そして、
16日、ぴあぴあルームに来た子達とで作った手作りろうそくを持って
いざ、伊丹市の追悼の集いへ。
集いを主催している ユー・アイ・アソシエーションの代表、赤松さんに
ごあいさつし、ろうそくを渡しました。
来られている大人や高校生の方達も、それぞれの役割に一生懸命に活動をされていました。
すぐにやる事がない中で、「仕事ほしいな」の声が上がる子ども達。
ほどなくして、ろうそく設置として盛られた土の周りの、ちらばった土を寄せ集めて
バケツに入れたり、
ろうそく設置の下絵になる土の部分の成形を手伝いました。
早くから集まれられているボランティアの方々に、
「次は、こんな作業を・・・」と教えてもらいながら、
熱心に取組みました。
今年のデザインは「相伝」
毎年 つどいのテーマを決めてデザインもされるのですが、今年の言葉の意味は より強い思いをもって震災のことを伝えていこうというものでした。
一時間ほど作業を手伝い、スタッフやボランティアの方々にあいさつし、
公園内の震災祈念碑を見学し、帰路へと向かいました。
ぴあぴあルームのみんなの代表で来たんだよ、
で、参加した5年生。
子ども達なりに「震災って?」を考える時間になったでしょうか。
【 夜の部 】
夕方からは小学6年生~中学3年生まで合計7名でろうそくを持っていきました。
まずは、みんなで白い布に震災についてのメッセージをかきました。
その後、ぴあぴあで作ったろうそくに火をつけてろうそくを立てました。
引率職員からは「いろんな思いを持っている人たちが来ています。その人たちの近くにいってみんなも手を合わせてみてください。きっと何か感じると思います。」という話をして、それぞれろうそくを立てにいきました。
その後、ろうそく作りを行いました。
多くの市民の方の列に並び、蝋のなかに糸を何度もたらしてろうそくをつくります。
作ったろうそくにも火をつけてそれぞれが手を合わせていました。
来年も来たいと言っていた子。「真剣に手をあわせような」と声かけあいながらろうそくに火をともした子。ぴあぴあに帰ってきた後もろうそく作りをした子・・・。
現場を肌で感じるということの大切さを改めて感じました。
そして、今回のお出かけを通してそれぞれ何かを感じ取ってくれていたらと思いました。
ろうそくづくり。みんな真剣に作っていました。
手作りろうそくを立てています。