＜報告＞11月よりみちコンサート『音楽とスープと子育てと』レポート

猿・・いえ、去る11月21日土曜日はよりみちコンサート特別バージョンでした。

今回は特別にコンサート後、出演者によるトークイベントを併せて実施。
【音楽とスープと子育てと】というテーマで、シングルマザーとしての子育ての話、横浜寿町でのスープ屋さんの話などを、今回の出演者である中ムラサトコさんからお話を頂きました。

１部のコンサートでは、ピアノとパーカッションの女性ゲストが入り、ジャズをベースにした華やかなステージが。

今回特徴的だったのは、らいとぴあの図書コーナーやロビーにいたこどもたちがふらり単体（？）で「よりみち」していったこと。中には、途中まで最前列に座って一人で聞いていたのに、突然出て行ったと思ったらお母さんの手を引っ張って席に戻ってきた男の子も。（５歳くらいかな？）
「こっち、来て。」とお母さんに手招きしてました。

よりみちコンサートでは、お母さんお父さんが 「お、なんか面白そう・・」 と、こどもの手をひいてよりみちしていかれるケースはあるのですが、その逆パターンは今までなかったのです。これにはスタッフもびっくり。

中ムラサトコさんは独特なボイスパフォーマンスをされるのですが（1人でループという機械を使って声を即興で重ねていき、1人でアンサンブルする）、それを見て聞いて、図書コーナーやぴあぴあルームなどらいとぴあ館内にいたこどもが１人２人と会場内に引き寄せられて来たのかもしれません。一人で演奏しているとは思えないような、豊かでユニークなパフォーマンスでした。

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2部のトークに残られたのは、こどもさん連れのお母さん、子育てを終えられた世代の方、コンサートから引き続き残られた男性・・など、バラエティに富んだみなさん。小さな輪になってアットホーム雰囲気の中、サトコさんのお話に耳を傾けました。
４人の子育てのこと。結婚していたときのこと。離婚した後のこと、どうやって生きていこうか・・と考えてスープ屋さんを始めたり、いろいろチャレンジしていること。
寿町でスープやさんを始めたけれど初めはお客さんは本当に来なくて、でも続けている内に地域のおっちゃんたちの憩いの場になり、こどもたちはおっちゃんたちに見守られ育ち・・・、四国へ移り住む時にはおっちゃんたちがとても寂しがったこと。

質問コーナーのあと、最後には、特別にもう１曲！「リリー・マルレーン」を歌ってくださって贅沢な時間でした。
ほっこりアットホームな雰囲気でトークイベントは終了。

「お金がない中でも、サトコさんはいろんなことを始められているけれど、どうしているんですか？」という質問に、

「お金がなくても、なんとかなる方法を考えます。」

そんな言葉が印象に残りました。
お金だけじゃなくて、人のつながりもとても大事な財産。
人生一回きり。サトコさんみたいな心持ちで、いつも何か前に進んでいれたら素敵だなぁと、思わせられた時間でした。

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さてさて次回のよりみちコンサートは！

１月３０日（土）　14～15時　『新春ちんどんショウ!』

出演：ちんどん通信社

http://www.tozaiya.co.jp/

・関西でちんどんと言えば！のちんどん通信社さん。

至高の「ちんどんミュージック」を中心とした、唯一無二のユニークなステージは老若男女問わず大好評、必見のステージです。新春の祝いにおとなもこどもも皆様ぜひお集まりくださいませ！