*数種類の屋台が出店予定。入場料の1,000円に、ライスと1つのカレーがお選びいただけます。追加のカレーやインドのおつまみたちは各屋台で購入できます。ビールも出る予定!
もう一人のスタッフと一緒に、大阪が誇るワクワクスポット 「国立民族学博物館」へ。
え~~~~!わ~~~すごーーー!むっちゃ嬉しい!!
ミュージアムショップとか、後で見たい!これ、一日・・っていうか1週間くらいかかるやん!
行きたいと思ってたけど実は初めてはじめてやねん!
あたし前来たけどすぐ帰って~~~~~
・・・・というテンションのまま正面玄関へ到着。
この日は、10月30日(金)の夜に企画しているドキュメンタリー映画 『聖者たちの食卓』 の上映後解説をお願いしている三尾稔さん(国立民族学博物館・研究戦略センター准教授/現代インド地域研究拠点代表) に初めてお会いする日。
ちゃんと打ち合わせをしなければ・・・(==;と緊張気味のスタッフ。
・・秋色の服を着こなした、なんだかしゅっとした男性がこちらへ向かっている。
女子高生ノリをぎゅぎゅっと押さえ必死で30代大人の様子を取り繕い、
「はじめまして。暮らしづくりネットワーク北芝のNとBと申します。」と自己紹介。
・・・
インドの黄金寺院で一日10万人もの人に分け隔てなく提供されるカレー。
『聖者たちの食卓』は、その一日を追ったドキュメンタリー(60分)。
作品中、台詞は一切ない。
見始めてすぐその映像と世界に惹き込まれるけれど、何の説明も台詞もないだけに映画を見るだけでは残るものが少しふんわりするかもしれない。(あくまでも個人の所感も含みます。)
だから10月30日のイベントでは、何か映画の中で起こっていることや人・・・・インドの宗教やなぜ黄金寺院がカレーの無償提供を続けているのか・・・ いろんなことを、専門的に解説してもらう時間が上映後にあったらいいなと思っていた。もちろんカレーを食べながら。
そんな時、民族学博物館のWEBページから入った南アジア研究関連のページに、不思議な帽子を被って笑っている三尾さんの写真を見つける。「・・・この先生、おもしろそう。」
果たしてその直感はあたっていたのでした。
“おすまし” して臨んだ打ち合わせも、三尾さんの話されるインドのお話にワクワクを抑えきれず、2人とも女子高生ノリ全開。
「た・・・、たのしすぎる!」
「おもしろーーーい!!」
ホワイトボードに地図を書きながら説明してくださる様子は、さながら大学のゼミの授業のよう。
なぜ黄金寺院はカレーの無償提供を続けているのか。
どの宗教がかかわりがあるのか、そしてその宗教を語る上で欠かせないインドのある地方と他国との関係。
インドにおける、たべるという行為が顕すものの意味。
そして、らいとぴあを運営している私たちNPO法人暮らしづくりネットワーク北芝の活動と、 『聖者たちの食卓』 が根っこのところでとてもよくつながっているということ。 と、驚き。
三尾さんのお話はとても面白くて、時間があればもっともっと質問したかった!と後ろ髪引かれながらの1時間でした。
―話が少し逸れます。
らいとぴあでは今年から 「夜間学校」 という企画がスタートしました。
例えばおとなになっても、“誰もがいつでも学びたいときに学べる” をコンセプトに、中学校授業・専門的な授業(英会話など)・大学で受けられるような授業の3本柱でお届けしています。
そこに参加されるみなさんとお話し、またスタッフも授業を受けながら感じるのは、知らなかったことを知ることの喜びの大きさ。
得た知識が自分の生活に役立ったり深く関係するものでなかったとしても、その瞬間に脳みそがふわっと空気中に拡大するようなあの「ちょっとトランスしたような」感覚は、「学びたい」「知りたい」という欲求を満たす、麻薬のようなものなのかなと思うことがあります。
―上映イベントの話に戻ります。
10月30日(金)の上映イベントでは、そんな「ちょっと得したインドのお話」もぜひお楽しみに。映画の上映 & 三尾先生による解説 & おいしいカレーとインドのごはん! の3大ワクワクコンテンツでお待ちしております。
★チケット販売 :10月1日(木)から、らいとぴあ21にて (TEL 072-722-7400)
定員:60名(先着順)
・・・・・
いま民族学博物館では、特別展「韓日食博―わかちあい・おもてなしのかたち」が開催中。
民博内のレストランでは、赤と白の韓国ランチセットが! わたしたちは白色ランチ。
その夜会った友人。 「気づいてないと思うから君のためを思って言ってあげるけど。 あなたにんにく臭すごいよ。」
それでもわたしは生にんにくスライスを3つも4つもたべるということを選んだのだ。
だっておいしかったんやもん。
わたしたちのNPOに勤めるスタッフは、食いしん坊が多いような気がします。
企画に、必要以上に「たべもの」を絡めたがる傾向があります。
生きるために、また人とのつながりとも密接な 「たべる」 という行為。
「たべる」を考えるシリーズ企画、今年から緩やかに始めていきます。
その第1弾のイベント 『聖者たちの食卓』上映。
一緒に秋の夜を楽しみませんか。心よりお待ちしております。