2/17(火)「らいとぴあ夜間学校」レポート
◉1限(中学部)『社会』
講師:上田健輔先生(箕面市立第三中学校)
1限はこの日から社会科の授業。箕面第三中学校の上田先生にお越しいただきました。「中学校の社会ってどんなことをやったか覚えていますか?」という質問から始まり、グループワークを交えた楽しい授業でした。
地理の分野になる地図記号も学習しました。どの記号がなにを表すか、あなたは全てわかりますか?
◉2限(大学部)『あんな人やこんな人との人間関係に悩むあなたに捧げる
~コミュニケーショントラの巻~』
講師:我田広之先生(大阪大学)
らいとぴあ夜間学校、大学部の第9回は「あんな人やこんな人との人間関係に悩むあなたに捧げる~コミュニケーショントラの巻~」我が田に水を引く(我田引水)ということわざが名字の由来だという我田先生が、誰もが一度は悩む人間関係やコミュニケーションについての考え方を教えてくれました。
かくいう私も人間関係やコミュニケーションにさんざん悩んできました。今も悩んでいます。人とのコミュニケーションが苦手で、相手に近づき過ぎたり離れ過ぎたり。相手を受け入れることに必死になって自分の気持ちや考えを表現することを蔑ろにしてしんどくなったり。でも今回の授業で相手を100%理解することが人間関係の理想ではないと教わりました。むしろ「分からないこと」を大切にすべきだと。相手のことが分からないからこそその人を知ろうとする。相手の声に耳を傾け表情を見つめて、言葉の意味をくみ取り感情を察する。そうすると分かるところが出てきたり、逆に理解できないところが見えてくる。その「理解できないところ」=「分からないところ」こそが人の個性になるのだとしたら、自分と相手の違うところをお互いに尊重しあうことで良い人間関係は築けるのかもしれない。
私は家族ほど面倒な人間関係はないと思っていますが、家族に限らず近しい間柄の人ほど自分と同じ考えだと思い込んだり、相手にも自分と同じであることを望んだり「分かってくれるはず」と甘えたりしがちです。でも、親子ですら互いに違う考えを持った一人の人間なのだということをいつも頭の隅に置いておけば、ことさらに「分からない、分かってくれない」と頭を悩ませることはないのではないかと思いました。もちろん、色んな言葉や身振り手振りを工夫して相手に自分の思いが伝わったときは嬉しいし、相手の言葉や身振り手振りから相手の思いを理解しようと努めることも大切です。でも、言葉や思いを尽くしてもなお「分からないこと」があるというのは、実はとても尊いことなのではないか…と、今回の授業を受けて考えました。
長年母親との確執を抱えていた主人公の女性が「最近母とやっと分かり合えたの…『永遠にお互いを理解できない』って」とスッキリとした笑顔で語っていた映画のワンシーンを思い出しながら「分らないこと」を基礎にして築いていく人間関係の可能性に光を見た気がしました。
(レポート:受講生モト)
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らいとぴあ夜間学校 毎週火・木曜日19:00~
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