らいとぴあ夜間学校『「みんなちがってみんないい」ってホント?』2/12


2/12(木)「らいとぴあ夜間学校」レポート

◉2限(大学部)『「みんなちがってみんないい」ってホント?』 
講師:森実先生(大阪教育大学)
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 らいとぴあ夜間学校、大学部の第8回は「『みんなちがってみんないい』ってホント?」。金子みすずの有名な詩「わたしと小鳥とすずと」の一文を、一度は聞いたことがある人も多いと思います。
今回は先生が用意したアイデンティティの分子ワークシートを使った自己紹介をグループディスカッション形式で行いました。
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 ワークシートには中心に書いてある円から放射状に五つの円が書かれていて、それぞれが中心の円と線で結ばれています。中心の円には自分の名前、周りの五つの円には自分を構成している要素を書いていきます。
例えば男性・女性とか父親・母親など、自分という存在に深く関わっているだろう要素を書いていき、その内の一つを取り上げてその要素でプラスに思うこと・マイナスに思うことを三~四人のグループで話し合っていきました。

授業を始めるときのルール設定で「パスあり」「個人的な話はここに置いて帰る」というのがあったので、パーソナルなことを話した方もいたのではないでしょうか。
男性と女性の考え方の違いとか女性同士で「わかる~!」と盛り上がることもあったりしておもしろかったです。
私もとてもパーソナルなことを話したのですが、女性ならよくあることじゃない? と思わぬ共感を得る体験をしました。

ディスカッション後の感想では「普段の自己紹介では絶対言わないことを話した」「肩書ではない本当の自己紹介になった気がする」「人のバックボーンが見える」「新鮮で楽しい」「自分の持ち味を考えるのに苦戦した」「その人のエッセンスや内面が見える」等、いろんな感想が聞かれました。

個人的にはワークシートの要素に書いたものが、自分の要素でありながら困っていることでもあったので、それについてプラス面マイナス面を見つけていくというのは視点が変わって、抜け道を発見するような気分でした。
またそれを人に話すことで開き直るというか、肩書ではない自分の核に近い部分をさらすことで少し肩の力が抜けるような思いも感じました。
普段聞けないような人の話を聞くことで本当に色々な物の見方や考え方があることも知ることができました。

「みんなちがってみんないい」かは答えが出ませんでしたが、少なくとも「みんなちがう」ということを知っていれば人や自分を受け入れやすくなるのじゃないかしら…と思いました。

(レポート:受講生モト)


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