らいとぴあ夜間学校『演劇で実感!リアルな日々の人間模様』1/29

1/29(木)「らいとぴあ夜間学校」レポート

◉2限(大学部)『演劇で実感! リアルな日々の人間模様』 
講師:奥本京子先生(大阪女学院大学)

らいとぴあ夜間学校、大学部の第4回目は「演劇で実感!リアルな日々の人間模様」。芸術を用いた平和構築を実践する平和芸術学を、ワークも交えて体験するにぎやかな授業になりました。

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 平和、と一口に言っても世界平和などの大きい平和はもちろんですが、私たちの日常にある人間関係の中の平和や自分自身の心の平和も含みます。今回の授業では演劇を用いて平和と対極にあるコンフリクト(紛争・対立・葛藤)に積極的に関わり、表現するワークに受講者全員で挑戦しました。

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 1つ目のワークでは受講者3人が、1人は床に座って薄いベールをかけられ、もう1人はその後ろに立ってベールの端を結んで持ち、最後の1人はさらにその後ろに椅子に乗って立ち短い棒のようなものを前の人に突きつける、という彫像を作りました。

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その彫像から何を感じるかを話し合ったのですが…抑圧されていて支配的に見えるという人もいれば、赤ちゃんとベビーカーでお散歩しているみたいという人も。さらに彫像になっている3人の感想も聞いてみるとそれぞれの立ち位置で見え方や感じ方が違っていて、みなさん自分の心に耳をすませながら言葉にしているような様子が印象深かったです。

そこから彫像の一か所だけを変えて発展させていくと、立ち位置を様々に入れ替えながら最後には三人が肩を組む一体感あふれる彫像に出来上がりました。

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 2つ目のワークでは3人一組になり、1人のいま困っていることを聞いて、その状況を彫像で表現しました。
私のチームでは私の困り事をもとに「こんな印象を受けた」「こんな距離感?」と意見を出し合いながら彫像を作りました。

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どのチームの彫像も魅力的で、どういう状況か解りやすいものもあれば「?」が飛び交うような彫像もありました。時間があればそれぞれの彫像の解釈もしてみたかったです。

 困り事を聞いてもらって、話し合って、彫像という形で表現するなんて初めての経験でしたが、目に見える形にすることで「ここを変えたら良くなるかも」という可能性まで見えたようでした。

観賞するものとばかり思っていた演劇を問題解決のツールにすることで自分の心の風通しが良くなったり、ひとりでは気づかない考え方や見え方を知れたり、人への理解が深まったり、あわよくば解決策が見つかったりするかもしれない!演劇が持つ可能性に驚きの1日でした。

(レポート:受講生モト)