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「自立」ってコトバ、
簡単に使ったり、使われたりしますよね。
イマドキの「自立」ってなんなんでしょう。
親になる、先生になる、大人になる、ということは、
「自立をしろ」と強いられてきた年代から、
「自立をしろ」と強いる年代に移行していくということ。
いまの、こども・若者が生きている環境は、
わたしたち大人が育ってきた環境とは違います。
イマドキの自立を考える。
いま、こども・若者が置かれる現状を知るところから始まるのだと思います。
特に、自立を促される、生きることに困っているこども・若者の現状を知っていくところから始めます。
第一回は、「こどもの貧困」。
2013年6月、子どもの貧困対策法が成立しました。
厚生労働省の調査によると、子どもの貧困率は15.7%(2009年)と、約6人に1人の子どもが「相対的貧困」な状態にあるといいます。
相対的貧困とは、明日食べるものもない状態ではないけれど、地域の生活水準よりも低い状態で暮らしていることを言います。
しかし、いまのこの日本社会の中でも、明日食べるものに困り、餓死する人がいます。大阪でも2010年に起こった母親と2人の子どもが餓死していた事件を覚えておられる方も多いはずです。
相対的貧困と絶対的貧困、どちらの貧困状態も、こどもたちの未来に影響を与えていきます。
そんな貧困状態にあるこどもたちがどのように生きているのか、当事者や支援現場への取材を続けている講師から学んでいきます。
日時:2014年6月28日(土)15時半~17時半
講師:中塚久美子さん<朝日新聞生活文化部 専門記者(子ども、貧困)>
場所:箕面市立萱野中央人権文化センター(らいとぴあ21)3F視聴覚室
申し込み:不要 直接会場にお越し下さい
※一時保育アリ
下記問い合わせ先に、1週間前までにお申し込みください。
☆講師プロフィール☆
▼中塚久美子 朝日新聞生活文化部 専門記者(子ども、貧困)
1971年生まれ。家庭の貧困や学びの格差による高校中退や定時制志願者急増など、
子どもの貧困関連報道で2010年、「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催)受賞。
著書に「貧困のなかでおとなになる」(かもがわ出版)。中学2年男子の子育て中。
<次回告知>
第2回 2014年8月30日(土)
テーマ:行き場のない若者の現状を知る
講師:坪井恵子さん(一般社団法人ストリート・プロジェクト理事長)(予定)
第3回 2014年11月8日(土)
テーマ:こども・若者の自立を考える
講師:日置真世さん(場づくり師/地域ネットワークサロン)
若者当事者
☆問い合わせ☆
箕面市立萱野中央人権文化センター
大阪府箕面市萱野1-19-4
TEL 072-722-7400
E-mail info■raipi.org(■を@に変えてください)
セミナーチラシPDFはこちら
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