12月12日セミナー「ことばをじんせいの味方に」レポート

12月12日、らいとぴあセミナー「ことばをじんせいの味方に~釜ヶ崎の学び場より」を開催しました。

最初は、講師の上田假奈代さん(NPOココルーム代表)の釜ヶ崎での活動についてのお話からはじまりました。

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ココルームは釜ヶ崎でカフェを開いたり表現活動をしているのですが、本当に毎日通うオッちゃんもいるそう。そのかたわらで孤独な生活をしているオッちゃんの存在もあり、ここでも自分が活動できる、存在してもいい「居場所」の必要性を感じさせられます。


お話のあとは詩のワークショップです。
今回のテーマは「思い出の場所」。

まず画用紙の半分に、それぞれが思い出に残っている場所の絵(または地図)を描きます。

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2人組みになり、各々描いた場所についてインタビューします。

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聴いた話をもとに詩を作り、相手の絵の余白に書きます。

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できた詩を見せながら、互いに朗読。テーブルでも共有しました。

話した自分の思い出が、ほかの人のことばになって語られる・・心地よいようなこそばゆいような、なんだか不思議な感覚です。

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この日は、北芝よみかき教室のみなさんも参加。いつもは自分の思いを言葉にするのがよみかき的表現スタイルなので、人の話を聴いて書くのはちょっと勝手が違ったかも。それでも思い思いの詩をつづってくれました。

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ただいま1F展示コーナーで、この日作った詩を展示しています。
それぞれに味わいある詩がそろいました。
おたがい、どんな思い出が語られたのでしょうか。想像力を働かせながらごらんください。