先日のよみかき教室では、「詩」を作成しました。
お題は「もし、私がよみかきできなかったら」というテーマ。
もうね、すごいいい詩でした!
せっかくなのでご披露。
・・・・
「よみかきに来ていなかったら」
北芝よみかき教室
どんなになってたかな?
仕事ができない
もっと暗い性格になってた
自分のことを伝えられない
もっと自分のことをきらいになってた
自分をふりかえることができなかった
いろんなもののイメージがもてない
ものを考える時間が減ってた
読みながら、書いた人の気持ちを知れなかった
知ったかぶりをしてた
行きて行くのにははりあいがなくて淋しい老後になっているでしょう
来たおかげでみんなと楽しく話ができるよろこびを知った
「わからない」ことを素直に聞けるようになった
字を識(し)ることって大事やな
よみかきに来ていなかったら
今の私はいてないと思う
どーでしょうか。
すばらしい「詩」ですねー。
北芝の「詩」は、1人1人の1文を全員をつなげていて、思いが込められています。
もちろん、先生方全員の1文も入っています。
この日で、今年度最後のお勉強の時間が終わりました。
最後に1年間の振り返りで「よみかきに来てどうやったー」と参加者から一言ずつ。
これがまた・・・。
じ〜んと染みました。
参加者のおばたんたちが泣きながら語る。
「よみかきに来てよかった」と。
そして先生も「僕らが教えてもらってる。おばちゃんは『先生がサポートしてくれてるのが申しわけない』って言うけど、それは違うんや。自分らはそれをするためにきてし、他の先生もみんな同じ思い。僕らはおばちゃんから勉強させてもらってるんや」
など。
私、よみかき担当して丸3年なのですが、よみかきでおばちゃんたちを出会い、
昔の話(戦争とか差別とか)を聴き、伝統食(すじどて、ふくでん、しおこぶなど)を教えてもらいました。
よみかきは単に文字の学習だけではなく、歴史を学べる場で、またしゃべりもうまくなる場な気がします(笑)
毎回、おばちゃんと先生の漫才のようなやりとりに爆笑です。
次の漫才・・・、いやいや、よみかき教室の学習は4月スタートです。
ちなみに、今月下旬に、歴史と食の勉強のため、毎年1回行っている「学習旅行」へいってきます。
場所は、三重県!
1年間、お疲れさま&ありがとうございました。

このキッズは、よみかき先生のキッズ。
ほんまにめっちゃかわいいんです〜。持って帰りたい。
この子どもたちもよみかきのお勉強に参加して、文字とコミュニケーションを学習しています〜